
【転売しないで!】サーキット専用で77台のみ発売されるポルシェ911GT3Rレンシュポルトが世界初公開
ポルシェは、ウェザーテック レースウェイ ラグーナ セカで開催されている「レンシュポルト リユニオン 7」にて『ポルシェ 911 GT3 R レンシュポルト』をワールドプレミアしました。
この車は現行の992GT3 Rをベースとしたトラックカーで世界限定77台のみ生産される転売ヤーが喉から手が出るほど欲しがるポルシェです。


911GT3 Rレンシュポルトはサーキット走行に特化した力強いフォルムとモダンなデザインを組み合わせたレトロなデザインに陥る事なく空力性能やダウンフォースなどオリジナルのGT3とほとんど変更されていません。
基本的にボンネットとルーフだけがGT3 Rと共通したデザインで残り全てのボディデザインはGT3 Rレンシュポルト専用となっています。

フロントホイールアーチのエアインテークとアウトレットパネルのデザインは完全新規デザインでミラーもデジタルミラーに変更され車体に3台のカメラが取り付けられています。

モダンな雰囲気の大型なリアウィングは1978年デイトナ24時間耐久レースで7回目の総合優勝を飾った伝説のポルシェ 935/77 を彷彿とさせています。

デジタルミラーが付いたインテリア。
ベースがレーシングカーなので2台のモニターが追加された以外あまりデザインの変更はありません。
もちろん安全性能は FIA 規格に準拠したシングルシーターモデルです。

911GT3 Rレンシュポルトは現在のGT3マシンに基づいて設計されています。
992GT3 Rと比較するとこの車はモータースポーツのホモロゲーションの厳しい要件や「パフォーマンスのバランス」(BoP)によって課される制限を超え自由に開発され多くの技術的改良点に加え更にエモーショナルなサーキットマシンへと進化しています。
911 GT3 R の 4.2 リッター 6 気筒ボクサー エンジンは、最高 9,400 rpm で回転するパワー ユニットですがレギュレーションに関係ないので565PSから620PSへとアップ。
もちろん従来のガソリンに加えE25燃料でも走れるように設計されています。

911GT3 Rレンシュポルトにはサイレンサーレスバージョンも選択可能でこの場合中央に設置されたツインテールパイプを通して非常に強烈なエンジンサウンドが楽しめます。
ですがサーキットによって騒音制限もあるので静かな触媒コンバーターを備えたバージョンも用意されています。

レギュレーションから解放されたサーキット専用モデルでミシュランが GT3 Rレンシュポルト用に開発したレーシングタイヤがオプションで追加可能で、ミシュラン パイロット スポーツ M S9 (S9M) と比較しウォームアップとドライバビリティが向上しています。

車両重量1,240 kg に620PSとかなり軽量かつハイパワーなサーキット専用モデルで2019年に911 GT2 RSをベースに発表されたポルシェ935と同じく77台のみ発売。
価格は1億5500万円〜ですがポルシェはフェラーリやランボと同じく絶対に定価以下にならず必ずプレミアが付くのでほとんどオーナーがサーキットで走れせる事は無いでしょう。
- 関連記事
-
-
【MT厨さん、めちゃくちゃ買っていた】ポルシェは911GT3の売上の40%はMTを選択すると予想 ほか 2021/02/25
-
非製品化のポルシェ911が世界で一番高い活火山を登る 2022/11/04
-
究極のエコポルシェ※だけど100キロ出ません 2010/05/31
-
ニュルやラグナセカを再現したポルシェエクスペリエンスセンター東京が来年オープン決定 2020/11/30
-
テーマ : 自動車・バイク関連ニュース
ジャンル : 車・バイク
