
F1テクノロジーを搭載したハイブリッドハイパーカー「アストンマーティンヴァルハラ」が 年内にもプロトタイプでテスト走行開始
アストンマーティンとレッドブルとハイパーカープロジェクト第3弾として発表されたヴァルハラ。
当初の500台限定から999台へと販売台数を増やし最初のプロトタイプが今年後半にテスト走行を行い、2024年から納車開始される事がアナウンスされました。


ヴァルハラにはコンストラーズランキングで4位となったアストンマーティンF1チームのテクノジーも搭載されるハイパーカーです。
ヴァルハラはドライバー重視のミッドシップスーパーカーでF1チームの開発環境下の元開発されています。
すでに動的特性と車両セットアップの 90% はシミュレータ内で完了し最終フェーズは今年後半に実際に路上でテスト走行を行います。


アストンマーティン パフォーマンス テクノロジーズ (AMPT)によってデザインされたコクピットはF1マシンのシートからヒントを得ています。
専用のカーボンファイバー製バケットシートは公道用に快適性も保ちつつ、F1マシンのAMR23に近いシートポジションを実現しより車とドライバーがシンクロする事が可能です。

空気力学でもAMPT の監修が入り開発されF1マシンと同じ技術でダウンフォースを発生させます。
ヴァルハラにはフロントとリアにフルアクティブエアロシステムを搭載し常にダウンフォース量を調整しています。
時速240km/h時には600kg以上のダウンフォースを生み出す事が可能になっています。

AMR23と同じくヴァルハラにはフロントとリアにマルチエレメントウイングシステムを搭載しています。
DRSモードも搭載しサーキット走行ではその実力が発揮されます。

ヴァルハラには自社製3.0リッターV6ツインターボエンジンを搭載する予定でしたが、クオリティが低く開発中止しAMG製の4.0リッターV8ツインターボエンジンをミッドシップに搭載します。
3つの電気モーターと組み合わせる事により最大で1012PSを発揮するハイパーカーです。

ヴァルハラの電気モーターはフロントアスクルにデュアルモーターを搭載しトルクベクタリングシステムが入っています。
トルクベクタリングによってコーナリング時のグリップが強化されコーナー出口でのトラクションが向上し素早く立ち上がれます。
そして3つ目のモーターはトランスミッションに統合されており、エンジンスタータージェネレーターとして機能すると共にバッグギアにもなっており軽量化に貢献しています。
F1マシンとほぼ同じプロセスで開発しているのでほとんどがF1用シミュレーターで開発されており、最終試験だけはプロトタイプで実際に走行テストを行い2024年から生産開始される予定です。
わずか0.5秒以下で起動するアストンマーティンヴァルハラのエアロダイナミクスシステム
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