
ケーニグセグが800馬力を発生させるダークマターEモーターを公開
先日発表されたジェメーラには1700馬力を発生する2.0リッター3気筒ターボエンジンと2300馬力の5.0リッターV8ツインターボエンジンモデルが存在しますが、ハイブリッドなので電気モーターが共通して搭載されます。
ジェメーラに搭載される電気モーターは「ダークマター」と呼ばれその名に相応しくこの小さなモーターだけで800馬力/1250Nmを発生します。


Koenigsegg Dark Matter Raxial Flux 6-phase E-motor.
ダークマターは、自動車用Eモーターに新たな基準を打ち立てる驚異的なモーターです。重さ40kg以下のこの印象的なモーターは、600kW(800馬力)と1250Nmのトルクを発揮します。ジェメーラは、ケーニグセグがこの驚くべきイノベーションを披露する最初のモデルとなります。TFGまたはHV8の作動の有無にかかわらず、ハイパワーでピュアな全輪駆動、全輪トルクベクタリングの電気推進力を体験し、類まれなドライビング・エクスペリエンスをお楽しみください。

フォージドカーボンで包まれた電気モーターの重さはわずか40kg
このモーターだけで800馬力/1250Nmと大排気量のV8ツインターボエンジン並みのパワーを発揮するのは本当に脅威です。
ジェメーラには小型の800Vバッテリーシステムが採用されており、ダークマターの最大限のパワーを発揮するには750Aの大きな電流が必要になります。
ここでケーニグセグは考えました。
電気自動車のモーターのほぼ全てに三相交流が採用されますが、ダークマターには六相交流を採用する事でより高い電流がより効果的に分散され、過剰な熱の蓄積が回避されます。

バッテリーもそうですがEモーターも日々進化しており、ケーニグセグのように軽量かつハイパワーを発揮するモーターが続々と開発されています。
今後ケーニグセグからピュアEVスポーツカーが登場すると思いますが、とんでもないパワーと軽さを備えたダークマターを超えるEモーターと軽量のバッテリーを備えいよいよガソリンエンジンより軽くて馬力のあるEVが登場しそうです。
ケーニグセグ初のファミリーカー「ケーニグセグ・ジェメイラ」&ハイスピード特化した「ジェスコ・アブソリュート」がデビュー
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