
V12マニュアルギアボックスを復活させた「アストンマーティンヴァラー」初公開
アストンマーティンは2023年で創立110周年を迎え、その歴史を祝う超限定シリーズとしてAston Martin Valour(アストンマーティンヴァラー)を初公開しました。
ヴァラーには特注の6速マニュアルギアトランスミッションとコスワース製5.2リッターV12ツインターボエンジンを組み合わせた時代を超えたクラシックなスーパーカーです。
ヴァラーは世界限定110台のみ発売されます。


アストンマーティンヴァラーのスタイリングには1970年代〜80年代に発売されたV8ヴァンテージとそのレーシングモデルとなるRHAM/1 'Muncher' ル マン レーサーを再構築したスタイリングで最先端の素材とテクノロジーを使用したV12エンジンのMT車です。
今となっては排ガス規制や燃費、そしてシフトチェンジスピードの遅さからどこも生産しておらず、小さな会社でしかこんな昔ながらの車は作っていません。

ヴァラーは90年代に登場したツインスーパーチャージドエンジンを搭載し当時世界一強力だった「V600ヴァンテージ」や、2008年のONE-77、そしてヴァルカンをベースにワンオフで作られたヴィクターを引き継ぐ110周年に相応しいアストンマーティンです。

生産台数は限定110台。
5.2リッターV12ツインターボエンジンは715PS/753Nmを発揮し初めて6速マニュアルトランスミッションを搭載します。
電化へと向かうアストンマーティンにとってこのエンジンとMTは時代の終わりを示しており、今後アストンマーティンからV12エンジンとMTを組み合わせた車は登場しません。



ドライバーにあらゆるギアでフルパフォーマンスと最大限のコントロールを提供します。機械式リミテッドスリップディファレンシャルは、電子トラクションおよびスタビリティコントロールシステムの追加サポートと安心感により、車とドライバーの間の直接的なアナログ接続の感覚を強化します。Valour のドライビング モード – スポーツ、スポーツ +、トラック – も、細心の注意を払って判断されたスロットル レスポンス、トルク管理、サウンド キャラクターを提供するように調整されています。

カラーカスタマイズも自在でボディをフロント、ボンネット、サイド、リアの 4 つのエリアに分割し、クライアントは豊富な手描きのストライプとグラフィック デザインから選択でき、21 色のペイント カラーのいずれかを適用できます。
もちろんQ by Aston Martinサービスを使用すればワンオフのカラーリングも選べます。


2020年に発表されたヴァルカンベースのワンオフモデルのV12 MTモデル「ヴィクター」にデザインが似ていますがこれはヴァラーもヴィクターもV8ヴァンテージとルマン24マシンのDBS V8 RHAM /1からインスピレーションを得ているからです。
ちなみに2020年アストンマーティンヴィクターは6速MTの7.3リッター V12自然吸気エンジンを搭載し836馬力でした。
ヴァラーの方がより80年代のV8ヴァンテージ感が強い印象です。
ヴァラーは来週から始まるFOSでも実車が公開され、2023年秋以降生産が開始し、年内には納車開始される予定です。
アストンマーティンヴィクターのヘッドライトって実は既製品って知ってた?
NewJeans(アーティスト), ニュージーンズ(アーティスト)
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