
【想像以上に危険】今更になってポルシェカレラGTのサスペンションに重大な欠陥が発表される
ポルシェ製ミッドシップスーパーカーとしてV10エンジンを搭載したポルシェカレラGT。
登場してから20年が経つ車ですが今になって重大な事故に繋がる可能性が高いサスペンションにリコールが発表されました。
対象となるのは1270台中489台のカレラGTです。


問題がある箇所はサスペンションジョイントの部分で耐久性能が低く激しい走行などで劣化しやすく破損する危険性があります。
最近の調査により、ポルシェが生産したカレラ GTに使用されたフロントとリアのアクスルサスペンションコンポーネントを接続するボールジョイントに問題があることが分かりました。このボールジョイントが、ポルシェの耐久性の期待に対して十分な性能を発揮していないことが判明したため、耐用期間中にひび割れや破損が生じる可能性があります。
この問題の原因は、ボールジョイントに使用されている材料であるX46Cr13の耐食性が不十分であることです。特に、この材料は塩分や機械的なストレスにさらされた場合、十分な耐食性を発揮しないため、サスペンションアームにひび割れや破損が生じる可能性があります。
この問題に対処するため、ポルシェは、カレラGTのオーナーに対して、ボールジョイントの交換を含む修理プログラムを提供しています。ポルシェは、すべてのオーナーに対してこの問題を解決するために、積極的な対応を行っています。

ポルシェの発表によると、故障前の兆候に振動や騒音に気付く可能性もあると述べていますが、十分な警告ではないと警告しています。

この問題は2019年8月に最初に明らかになりました。
リコール対象となる1270台中489台のカレラGTはアメリカ市場に輸入された個体なので、
日本や他の国にも入ってきている個体も同じ症状が出るので今後リコールがあると思われます。
すでに生産も終了しており、限定車だったのでポルシェはこの問題を取り組むための分析用の追加部品の調達が困難になっていたと述べています。
なのでリコールは2段階必要です。
まずディーラーで安全に走行できるかチェックし、損傷の兆候が見られた場合のみ新しい部品を調達しリコールする事になります。
重大な事故に発展する重要なパーツなのでリコールの対象となったカレラGTはリコール完了するまで完全に運転を停止するよう求められています。
ちなみに2013年11月にポルシェカレラGTの事故で亡くなったポール・ウォーカーの遺族はポルシェに欠陥があったと裁判を起こしましたが、裁判所はタイヤを9年も交換せず速度を出し過ぎたのが事故の原因だったとしてポルシェに欠陥は無いと判決を下しています。
【注目の裁判】ポール・ウォーカーの死亡原因はポルシェに責任が無い事が決まる
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