
パガーニ、ブガッティ、ケーニグセグは2035年以降もEUの規制から免除される事が判明
欧州連合(EU)欧州議会は14日に2035年以降ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの新車販売を禁止する法案を採択しハイブリッド車やプラグインハイブリッド車も販売禁止となり、EVへと一気に加速しトヨタなど自動車各社は対応に迫られます。
これにはスーパーカーやハイパーカーメーカーも対応が迫られておりフェラーリも2025年にBEVモデルを導入する事を決定していますが、EUの決定には年間生産台数1000台以下の会社はこの法案から免除される事が決まり、ブガッティ、ケーニグセグ、パガーニなどはEVへシフトせず、従来通りのガソリンエンジン車を2035年以降も販売出来る事が確定しています。



ブガッティはヴェイロンとシロンで使用されている8.0リッターW16クワッドターボエンジンを販売しており、後継モデルはリマックと共同開発したハイブリッドエンジンになります。
ブガッティリマックは引き続きW16エンジンを2027年に登場予定の後継モデルにも採用します。

パガーニはウアイラの後継モデルにEV化する予定でしたが、1300kg以下のEVは現在のテクノロジーでは不可能と判明、顧客もEVのパガーニは求めていないとデータがあり、引き続きAMG製のV12エンジンを採用しています。
パガーニはパフォーマンス重視のメーカーと、顧客が電化を求めていないのでハイブリッド化する予定はありません。

ケーニグセグは上記とは異なり既にプラグインハイブリッド車を販売しており、電化に向け投資を行っています。
ジェメーラには2リッター3気筒ターボエンジンとトライモーターを採用し合計出力は1MW(1360ps)を発揮します。
これらメーカーは年間生産台数が1000台未満の超プレミアムカーの会社なので2035年以降もEUの規制から免除されガソリンエンジンやハイブリッドエンジンを搭載した車が販売可能になります。
逆にフェラーリやランボルギーニ、マクラーレン、ポルシェなどのメーカーは規制対象になるので2035年から強制的にEVや水素など新しいパワートレインが採用されます。
ただ、これで安心かと言うと違います。
ボルボのCEOも言っていますがEVへの移行が遅過ぎると市場を見逃すリスクがあると述べています。
時代を先取りして十分な投資を行なっているメーカーが2035年以降生き残る形で従来通りの大排気量のガソリンエンジンだけを作っていると倒産する可能性が高いと述べています。
実際にテスラや中国のBYDが圧倒的なシェアを現在獲得しており、高級スポーツ部門もリマックという新しいEVメーカーがブガッティを傘下に収めるなど新しい動きが出てきています。
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