
フェラーリF50がこれまでで最も高額で落札される。 一時は不人気モデルで4980万円だったのに今は…
先週日曜日にマイアミで開催されたRMサザビーズオークションにて世界限定349台中8番目に作られた1995年フェラーリF50が記録的に高価な額で落札されました。
この個体はわずか1005キロしか走行しておらず2014年にフェラーリクラシケで修復され注文書や輸出船荷証券、サービス請求書など全ての書類が残っています。
フェラーリF50は創立50周年のスペチアーレモデルでエンツォが出た当時は中古で4980万円程度で出回りF40より価値は低かったですが、ここ数年で価値が急上昇しています。


1987年にデビューした創立40周年のフェラーリF40の後継モデルとして創立50周年モデルとして4年の開発期間の後発表されました。
当時のレーシングテクノロジーをロードカー用に設計し、カーボンファイバータブに基づいたシャシーを搭載し当時のF1マシン相当の4.7リッターV12エンジンを搭載してます。

フェラーリは基本的に公道モデルには美しさの犠牲となる為リアウィングは搭載しませんが、このF50はフェラーリ最後のリアウィングを持った公道モデルです。
そしてスペチアーレモデルでは珍しくタルガトップで屋根は収納出来ないので緊急時には布製の幌を着けて雨を防ぎますが取り付け方が非常に困難で一人では取り付けがまずできません。


LCDダッシュボードやエンジンとブレーキなどF1スタイルのディテールが豊富でした。
それに加え革張りのシートやエアコン、車高調整など公道を走る上での快適さも備わっていました。

この個体は1995年7月に349台中8台目に作られた個体で11月にシンガポールに納車されましたが運転される事はなく何年もの間ガレージで大切に保管されていました。
18年後の2013年にテキサス州に住むオーナーに売却されクラシケでフルレストアされました。
走行距離も少なくわずか2オーナーで書類も全て残っている個体は珍しくこれまでで存在するF50の中でも最も状態が良い個体となり、RMサザビーズでは史上最高額の7億3500万円で落札されました。
日本では当時の新車価格は5000万円程度で中古市場でもそれほどプレミアはついてませんでしたが、この数年価値が急上昇しており2億円以下ではもう絶対に手に入りません。
ラフェラーリまで続くスペチアーレモデルの中で唯一V12自然吸気エンジンのミッドシップの6速MTモデルで349台中302台がこのロッソコルサ(赤)で8台がダークロッソバルケッタ(赤)31台がジャッロモデナ(黄)、4台がネロデイトナ(黒)、4台がアルジェントニュルブルクリンク(シルバー)の5色展開になります。
そして右ハンドル仕様は8台しかありません。

フェラーリF50といえばこの独特のデザインのバックミラー。
18年前に盗まれたフェラーリF50が見つかる!ただし所有者を名乗る人が複数現れる!これ俺の車ですね…
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