
世界最高回転数のV12エンジン、900bhpに900kgのハイパーカー「デ・トマソP900」デビュー
先日リーク写真を公開しましたが、De Tomaso Automobiliは復活モデル第1弾となるP72のサーキット専用モデル「デ・トマソP900」をアンヴェールしました。
6.2リッターV12自然吸気エンジンを搭載し900bhp(1013馬力)、車重900kgで最大エンジン回転数はこれまで最も高回転のGMA T.50よりも更に200rpm多い12,300rpmまで回ります。


デトマソP900は世界限定18台のみ、価格は300万ユーロ(4億3000万円)
サーキット専用モデルでナンバーは取得できません。
シャシーはアポロIEを使用していましたが、エンジンもおそらく同じV12エンジンを使用していると思われますが、最大回転数は12,300 rpmになっています。
1013馬力に車重900kgととんでもないスペックでケーニグセグONE:1よりもスペック上では上です。

P72にスワンネックのリアウィングやルーフスクープのシャークフィンなどLMPマシンのようなデザインでXtrac社製シーケンシャルギアボックスの後輪駆動モデルです。
合成燃料に対応したV12エンジンを搭載していますが、残念ながらP900はすぐ生産開始にはならず今注文しても2024年まで待たなくてはいけません。
すぐ欲しい場合は1997年ベネトン・B197から派生したV10エンジンモデルが先に発売されます。
V10モデルのスペックは不明。


2019年に5リッターV8スーパーチャージドエンジンを搭載し700馬力のスーパーカーとして復活したデトマソP72のサーキット専用モデルとしてP900がデビュー。
世界限定72台のデトマソP72もまだ量産化されておらず2022年末から納車開始予定との事でしたが、まだそんな気配は全く無いのでもう少し時間が掛かりそうです。
新生デ・トマソはアポロと同じく香港の投資グループによって買収され復活した振興メーカーではありますが現在のEV化のトレンドとは全く違う路線で昔ながらの自然吸気の大型エンジンを搭載したスポーツカーに特化したメーカーで普通のスーパーカーに満足できない金持ちから絶大の支持を得ています。
デ・トマソP900には追加オプションでデ・トマソ・コンペティツォーネパッケージが用意してあり、
このオプションを追加するとワンメイクレースシリーズに参加でき、P900の輸送・メンテナンス・保管など全て会社がやってくれます。

公道モデルのP72では美しい美術品のようなアナログデザインのインテリアでしたが、さすがにレーシングカーとなるとここまで豪華にはならず簡素なデザインになりそうですね。
まだ実車が公開されていないので分かりませんが2024年にも本当に発売されるのか微妙。
SCGがキレる「デ・トマソP72は我々のフェラーリP4/5とパガーニのパクリだ」
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