
半世紀ぶりにWECエリートクラスに復帰するハイパーカーFerrari 499Pがデビュー トヨタ一強の時代が終わるか
フェラーリは予告していたWECトップカテゴリーのLMHクラスに参戦するレーシングカー「フェラーリ499P」を今朝ワールドプレミアしました。
50年前に耐久レースのプレミアクラスに最後に参戦した312Pの後継モデルで四輪駆動のV6ツインターボハイブリッドエンジンを搭載したレーシングカーで現王者のトヨタGR010ハイブリッドと同じ仕様のパワーユニットです。

499Pの名前の由来はまず「499」はエンジンの各シリンダーの立方センチメートル単位の容量を指し、「P」とはプロトタ
イプを意味します。
開発にはAF Corseと共同開発されフォーミュラ1の技術も搭載しています。
フェラーリは499P用にカーボンモノコックシャーシ、エンジン、ギアボックス、サスペンション、および電子機器を開発しました。これまでに、499Pは 12,000 キロ以上のテスト走行を実施しており、#50と#51のカーナンバーで挑戦します。

499Pには軽量化の為V8やV12エンジンは採用せず、リアアスクルには408馬力を発生するV6ツインターボエンジンとフロントアスクルに272馬力を発生させる電気モーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインを採用し680馬力(500kW)を発生させる全輪駆動モデルになります。
他のレーシングカーと同じく各車輪それぞれに適切なトルクを供給しコーナリングスピードをあげています。

499Pのエンジンは296GT3に搭載されているエンジンのアーキテクチャーを共有していますがF1の900ボルトバッテリーやKERSシステム、ドライブトレインには7速シリアルギアボックスが搭載。
車体のカラーリングは1970年312Pのカラーリングを復活させています。




フェラーリはルマン24時間耐久レースで9回優勝しており、最後の勝利は1965年で、ルマンのトップカテゴリー参戦は1973年でした。
前回の参加から50年後にルマンのトップカテゴリーに復帰するフェラーリは2023年のセブリング1000マイルでデビューします。

以前リークした通りのデザインですがPUの仕様はV12ではなく2.9リッターV6ツインターボエンジンでしたね。
ラフェラーリの後継モデルにも499Pの技術が使われるでしょうが、流石にエンジンはV6じゃやなくてV12になりそうな気がします。
LMHクラスにはトヨタ、プジョー、SCG、Bykollesが居ますが現状、トヨタが強いイメージですがフェラーリが参戦する事で盛り上がりそうですね。
ポルシェ919ハイブリッドみたいにルマン復帰2年目で優勝してくれたらすごいなぁ。
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