
21世紀初のV12エンジンとなったランボルギーニムルシエラゴが誕生21年目に突入
21年前の2001年9月のフランクフルトモーターショーでデビューしたランボルギーニムルシエラゴ。
カウンタック・ディアブロに続く伝統のV12エンジンを搭載しアウディ傘下に入った初のモデルでもあります。
当時のランボルギーニは伝統のV12自然吸気エンジンを21世紀持ち込むと言う使命でエンジンを開発しデビューイヤーのムルシエラゴに搭載されたのは6.2リッターV12自然吸気エンジンで580馬力でした。


ムルシエラゴは、ランボルギーニで初めてCAD-CAMシステムを使って完全にデザインされた1台です。
このシステムは、最高レベルのデザイン精度を保証し、組み立てと仕上げの品質を大幅に向上させることができる技術でした。
ムルシエラゴの外観は、新しいデザイン部門であるCentro Stileで、その全体が形作られた。
ルック・ドンカーヴォルケは、すでにディアブロをデザインしていたが、ムルシエラゴでは、ボディワークとインテリアの両方のデザインを白紙から始めるという珍しい特権を手に入れた。
全高は120cmに抑えられ、特徴的なシザードアも健在である。

ムルシエラゴの誕生当初は、580馬力/7200rpmの6.2リッターエンジンを搭載したハードトップ仕様1台のみであった。
ドライサンプ方式により、ムルシエラゴのエンジンはディアブロのエンジンより5センチ低い位置にあり、ドライバビリティの面で明らかに有利であった。最高速度は330km/hで、0-100加速は3.8秒であった。

2004年にロードスターが登場。
2007年にデビューした第2世代のムルシエラゴは、ムルシエラゴLP 640-4(クーペ&ロードスター)として、2010年までV12エンジンの出力を640HP/8000rpmに高めたモデルが生産されました。
2010年には、手動装着のソフトトップと650HP/8000rpmを発揮する6.5リッターエンジンを搭載したムルシエラゴLP 650-4 ロードスターが登場し、2009年から2010年には670-4 SV(スーパーヴェローチェ)が登場した。
670HPの出力と341km/hの最高速度を持ちながら、多くの部品にカーボンファイバーを使用することで100kgの軽量化を実現した。

ムルシエラゴは、ランボルギーニのV12エンジンの中で、メカニカルトランスミッションを搭載した最後のモデルでした。この場合、リバース付き6速トランスミッションであった。
その後、マニュアルトランスミッションに加え、ステアリングホイールの後ろにあるレバーでギアを操作する電子制御自動トランスミッションのパドルシフトがV12モデルで初採用されました。
また全モデル全輪駆動でそのシステムはディアブロから流用されています。

伝統的に、ランボルギーニはそのモデルの名前を闘牛の世界から選んでいる。
スペイン語で「コウモリ」を意味するムルシエラゴの場合、闘牛場で生き残ったこの名前の雄牛がドン・アントニオ・ミウラに贈られ、この動物から有名なブリーダーがミウラ牛を育てたという伝説が残っている。
実際にはこの伝説を裏付ける証拠はなく、年表にも食い違いがある。

創立40周年記念モデルやファッションブランドのヴェルサーチとコラボレーションしたムルシエラゴL P640-4ヴェルサーチ、中国市場限定のL P670-4SVチャイナエディションは10台限定、そしてランボルギーニが大成功を納めた超限定商法もムルシエラゴから生まれたレヴェントンから始まります。

ムルシエラゴは映画やミュージックビデオに多数登場しました。
有名なのはクリスチャンベール主演のバットマンビギンズでグランツーリスモやフォルツァなどのレースゲームにもたくさん登場しました。
ムルシエラゴは2001年から2011年までに合計4099台生産し2012年に後継モデルのアヴェンタドールLP700-4に世代交代が行われました。
アヴェンタドールは2022年末に生産終了する予定で2023年にはV12プラグインハイブリッドモデルが登場する事が予定されています。
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