
【泥沼化】アストンマーティン、ヴァルキリーを巡ってディーラーから訴えられる
アストンマーティンとレッドブルレーシングのコラボレーションで生まれたハイパーカー「ヴァルキリー」
この車を巡ってヴァルキリーを扱う正規ディーラーがアストンマーティン本社に1億7000万ユーロを求め訴えています。
同じイギリスのロータスもEVハイパーカーを巡って開発していたウィリアムズアドバンスドエンジニアリングと裁判沙汰となっていますが一体何が起こったのか?


ことの発端はまだプロジェクトネビュラと言われていたハイパーカープロジェクトが始まった2016年に始まります。
当初アストンマーティンは資金難に陥っており、ヴァルキリーの開発費を求め、スイスで最も裕福な顧客とのつながりを持つディーラーを経営するアンドレアスベンツィガーさんとフロリアンカメルガーさんに目を向けました。
アストンマーティンはヴァルキリー開発資金の提供を求め、その見返りとして約1億5,000 万ポンドに相当する3%のロイヤルティの支払いが保証されましたがアストンマーティンはその義務を守っていないと主張し訴えています。

実は2021年には先にアストンマーティンが「適切なロイヤリティを支払っていない」とこのスイスのディーラーを訴えており泥沼化しています。
詳しくはこちらを参照;ヴァルキリーの予約金を巡って正規ディーラーがアストンマーティンに訴えられる

アストンマーティンヴァルキリーは自然吸気のV12エンジンとリマックが開発したハイブリッドシステムを搭載しレッドブルレーシングのF1技術が入ったその名の通りのハイパーカーで莫大なコストが掛かっています。
これはヴァルキリーやランボルギーニシアンロードスターやカウンタックのオーナーでもある三浦さんから聞いた話ですが、
ヴァルキリーを限定150台だけにし、開発費をより抑えたサーキット専用のAMR PROも発売し利益を回収しようとしていましたが、これではとてもコストを回収できず、下位モデルとしてヴァルハラを発表したそうです。
ですが、このヴァルハラも当初は自社製3.0リッターV6ツインターボハイブリッドエンジンを搭載する予定でしたが、品質が悪くAMG製V8ツインターボエンジンに変更されたのは当時の社長だったトビアス・ムアースが述べています。

ヴァルキリーの開発期間は延長されヴァルハラでもコストが回収できなかったのか今度はヴァルキリーオーナー達にも知らされていなかったヴァルキリーロードスターが追加で85台発売されました。
ヴァルキリーを巡って裁判沙汰となっていますが今後の動向がどうなるのか気になります。
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