
元々は神戸にあった非常に珍しいフェラーリ唯一のレーシングプロトタイプ「333SP」が出品
過去50年の間でフェラーリが唯一作ったスポーツレーシングプロトタイプ「フェラーリ333 SP」がRMサザビーズオークションに出品されています。
このレーシングカーは、1960年代から1970年代初頭にかけて、世界選手権で優勝した250 P、275P、330 P2、330 P4、312 PBを含む、大成功を収めた「P」シリーズからのフェラーリで唯一のモダンなスポーツレーシングプロトタイプの進化形です。

フェラーリ333SPはフェラーリとダラーラとミケロット3社で共同開発された珍しい車で98年のデイトナ24時間耐久レースと95年、97年、98年のセブリング12時間耐久レースで総合優勝を果たし20年ぶりにプロトタイプレースに復帰した伝説の車です。


世界にわずか41台しか存在せず、エンジンは1990年にF1で活躍したフェラーリ641のV12エンジンを搭載し641馬力。最大エンジン回転数は11,000rpm。
ダラーラが14台、ミケロットが26台製造し、現在販売されているのはミケロットが生産したシャシー番号#032の個体です。

#032の333SPはミケロットにより全てEVOアップグレードが行われフェラーリクラシケによって唯一完全に数値が一致する駆動列の車として認定されています。

過去10年間はミケロットによって保管されていました。
1999年の最終生産年に生産された41台中の32台目で有名なロッソコルサでコーンズ経由で神戸に住む男性に作られました。
2005年9月にオーストラリアへ行き、2007年6月に3番目のオーナーの元カナダへ行き、2011年に現在の所有者の元に行きました。

2012年にはミケロットによってシャシー、エンジン、ギアボックスなど一部ボディパーツなど2500万円ほどかけて交換され、2015年に開催されたフェラーリの公式イベントで走行しました。

2013年12月にはフェラーリクラシケの認定も承認された完璧な個体でフェラーリの公式イベントなどにおすすめの1台となっています。
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