
フィスカー「ムカつくイーロンマスクがTwitter買収したからTwitter退会します」
先日テスラのイーロンマスクがTwitterを買収した事が世界中でニュースになりましたが、
イーロンマスクがTwitterに関わる事で残念ながらかつてテスラのライバルだったEVメーカー「フィスカー」の代表ヘンリック・フィスカー氏が言論の自由がイーロンマスクのせいで守られず、競合他社によって制御されるのでもうTwitterアカウントを削除したとInstagramで発表しました。
なぜフィスカー氏はここまでテスラのイーロンマスクが嫌いなのか?

EVが注目され始めた2000年代前半にテスラと同じく注目されていたフィスカー。
これまでの電気自動車はファミリーカーみたいなダサい車しか無かったですが、フィスカーはスポーツタイプのEV「カルマ」を発売しワイルドスピードのタイリースやレオナルドディカプリオなどハリウッドスターが乗っていて注目されていました。

フィスカーカルマは2011年から2012年に生産された同社初の自動車でしたが、炎上事故など多発。
2012年にはハリケーンのせいで駐車してあったカルマ十数台が水没しリチウムイオン電池が爆発を繰り返し16台以上が炎上。
電気自動車の大量のリコールが原因となり評判は急落し倒産しました。
業界では初めてソリッドステートバッテリーの特許を取得するなどしましたが、その後何度も復活と倒産を繰り返し現在は再び電気自動車メーカーとしてSUVなど生産しています。
ヘンリックフィスカーさんは元アストンマーティンのデザイナーでヴァンキッシュベースの新型電気自動車を勝手に発表しアストンマーティンと裁判沙汰になり発売中止になったり、
テスラロードスターやモデルSの開発に関わるもその後テスラから機密情報を盗んだとして訴えられたりイーロンマスクのライバル潰しに昔から相当怒っていました。
ヘンリックフィスカー氏はイーロンマスクがTwitterを買収した事について次の様に述べています。
「私は言論の自由を100%信じています。しかし、私の言論の自由が競合他社によって積極的に管理・統制されることは望んでいません。また、私たちが会社を成長させていく中で、私のフォロワーがフィスカーのことをどう経験するかを競合他社に決めてもらいたくもありません。」

テスラの初期メンバーであり、モデルSやロードスターの開発者だったヘンリックフィスカー氏を徹底的に潰そうとしたイーロンマスク。
フィスカー氏にしてみればイーロンマスクが管理するTwitterにうんざりするのは当然の反応でしょう。
フィスカーオーシャンは間も無く生産開始予定です。
何回も潰れても挑戦し続ける姿勢は本当に尊敬しますがイーロンマスクもまた妨害するかもしれませんね。
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