
ケーニグセグはEVだけでは環境問題を解決出来ない。バイオ燃料がカギとなる。
世界中でICEからEVへとシフトチェンジが行われ、現在スーパーカーも電気自動車化が進んでいます。
最先端の技術を持つケーニグセグはこれからの未来、二酸化炭素排出量を削減するための唯一の答えが電気自動車ではない理由を述べており、これからのバイオ燃料の大切さを述べています。
ケーニグセグは現在、アイスランドで発明された半活火山から生成されるメタノール燃料のVulcanol(バルカノール)に注目している様です。

クリスチャン・フォン・ケーニグセグCEOはクリーンテクノロジーについて電気自動車が全てではないと述べています。
まずEVの唯一の欠点は車の重量がかなり重くなり、充電するスピードが遅いのが欠点です。
バッテリーが重いほどハンドリングが犠牲になり、燃料と違ってカラになっても車重が軽くなる事がありません。
急速充電ステーションも沢山設置する必要があり大規模な投資が必要だし世界で普及させるにはまだ時間が掛かります。
ですがEVが定着し普及するのは間違いありません。

ケーニグセグはEVの他にも現在開発が各社で進められているバイオ燃料にも注目しており、
特に新しい燃料のバルカノールは化石燃料よりも二酸化炭素排出量が90%少なく、自動車だけでなくすべての生産およびサプライチェーンで使用できるのがメリットでこれまでのエンジン搭載車でも空気を汚す事なくこれからも運転し続ける事が可能だと述べています。

ケーニグセグから発売される2.0リッター3気筒ハイブリッドエンジンで1700馬力を発揮するファミリーカー「ジェメラ」ではE85燃料やバルカノールなどの次世代バイオ燃料に対応しEVだけではなく、エンジン搭載車でも環境に配慮した車を開発し続けます。
確かにEVモデルはどの車もバッテリーのせいで重量が2トン前後の車がほとんでそれを補う為2000馬力前後のスーパーカーが多く登場しています。
これによりハンドリング性能が悪くなり少しでも車重を減らす為、各社色々開発している段階です。
ソリッドステートバッテリーなども研究開発が進んでいますが、将来のバッテリーパックが今よりも半分以下のサイズになって容量も同じかそれ以上になるのが先かバイオ燃料が普及するのが先なのか分かりませんが、
バイオ燃料が普及さえしてくれればエンジンは死なずこれからも生き続ける事は可能です。
ちなみに、GEMERA(ジェメラ)とはスウェーデン語の2つの単語「ge」と「mera」を組み合わせたものです。「Ge」は与えることを意味し、「mera」はより多くを意味します。日本語では「もっと与える」ことを意味します。
- 関連記事
-
-
ムジェロを走るパガーニウアイラRがついにデビュー 2021/08/11
-
ケーニグセグレゲーラ、サーキットでもその性能を十分に発揮しセナよりも速い事が証明される 2021/10/06
-
パガーニ・ゾンダ・レボリューションってこんな感じで組み立ててるのね 2014/07/20
-
スイスの駐車場で1億6000万円もするスーパーカーが放置されてんだけど… 2012/11/07
-
テーマ : 自動車・バイク関連ニュース
ジャンル : 車・バイク
