
ブガッティが生み出したスーパースポーツカー4台が一挙に公開
最新のシロンスーパースポーツ300+を筆頭にブガッティは各世代の自動車に「スーパースポーツ」を設定しています。
約90年前に初登場したタイプ55スーパースポーツ、EB110スーパースポーツ、ヴェイロン16.4スーパースポーツ、そしてシロンスーパースポーツ300+。
特にEB110以降の3台は各世代のベンチマークを設定した超高性能モデルです。

・ブガッティ タイプ 55 スーパー スポーツ
創業者エットーレブガッティ時代に唯一作られたスーパースポーツモデルでここからスタートしました。
2.3リッター直列8気筒エンジンにスーパーチャージャーを搭載しこれまで到達出来なかった最高速度を達成したスポーツカーでエレガントな外観も保ちつつスピードに特化した車です。

90年前のパリモーターショー1931でデビュー。
タイプ43の約2倍の速さと加速を実現し、当時は究極のグランドツアラーとして快適さとパフォーマンスを兼ね備えたモデルです。
・EB110スーパースポーツ
90年代初頭に登場したブガッティが復活した時のモデルです。
当時EB110は部分的にカーボンファイバーを使用した最初の量産車でカーボン製モノコックシャーシは僅か125キロ。
ボディはカーボンとアルミを使用し、ホイールはマグネシウム鍛造ホイールでネジなどはチタン製でした。
EB110で初めてクワッドターボシステムを採用したV12エンジンは610PSを発揮。
6速MT、全輪リミテッド スリップ ディファレンシャル、リア LSD により、車の素早い推進力とコントロールが得られます。

EB110スーパースポーツは600PSを超える圧倒的なパワーにも関わらず卓越したコントロールとバランスを誇り、ハンドリングもダイレクトに反応。サーキットだけではなく、長距離移動でも快適に運転できました。
1993年から1995年までの間に96台のEB110GTとより軽量でパワフルなEB110スーパースポーツが39台生産されました。
EB110スーパースポーツはナルドトラックで時速351km/h、氷上で296km/hなど90年代の最高速度記録を破りました。
・ヴェイロン16.4スーパースポーツ
2005年に発売された当時まだまだ珍しかった時速400km/h以上出せる1億円のスーパーカーのハイパフォーマンスモデル。
フォルクスワーゲンが開発した8.0リッター W16クワッドターボエンジンは1001PSを発揮驚かせましたが、
スーパースポーツではパワートレインはさらにアップし1200PS。最高速度は415km/hでリミッターが発動します。

この頃からヘネシーやケーニグセグと最高速度の殴り合いが始まり、ヴェイロンスーパースポーツは427.933 km/h の平均速度を記録しました。
・シロンスーパースポーツ300+
時代は現代に戻り、最高速度バトルも300マイルに到達します。
ヴェイロンのエンジンのアップグレード版となる8.0リッター W16クワッドターボエンジンを採用し1600PS。
2019年9月にシロンスーパースポーツ300+は300マイルの壁を突破し304.773 mph (490.484 km/h) を記録しました。

最高速度に特化したシロンでロングテール化しています。
現在は発売に向けニュルブルクリンクなどでテストを行なっていますが最高速度だけではなくニュルの様なサーキットでも対応できるぽてんしゃるを兼ね備えたスーパースポーツカーです。
残念ながらこれ以上は危険と言う事で最高速度への挑戦はしないと発表済み。


ブガッティの歴代スーパースポーツが初めて並んだだけでも凄いですね。
今後この馬鹿でかいW16エンジンはもう作れないのは確実ですが、シロンの後継モデルはEVになるんだろうか?
どのパワートレインが採用になるのかはまだ分かりませんが次のブガッティでもスーパースポーツは登場するでしょう。
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