
LMP2クラスに代わって新しく始まるルマンデイトナhクラス用のパワーユニットが公開
今年初めにACO(フランス西部自動車クラブ)とIMSA(国際モータースポーツ協会)は、新しい共同レースカテゴリであるLMDh(ルマンデイトナh)の設立を発表しました。IMSAおよびWEC主催のレースのデイトナ、セブリング、ルマンの耐久レースに参戦出来るカテゴリでIMSAのDPi 2.0クラスのプロトタイプとACOのLMP2とハイパーカーのプロトタイプに基づいています。
今回ウィリアムズアドバンスドエンジニアリングやボッシュ、XtracがLMDh用に開発したパワーユニットが公開されました。


レーシングバッテリーにはウィリアムズアドバンスドエンジニアリング製であることが発表されました。
ウィリアムズは電気モーター、インバーター、ギアボックスを提供するBoschとXtracの2つのパートナーと提携し新しいパワーユニットを開発しました。
LMDhクラスのマシンにはこのKERSシステムがリアアスクルに搭載されます。


ウィリアムズアドバンスドエンジニアリングは、バッテリー、DC/DCコンバーター、およびバッテリー管理システムを担当します。
Xtrac製トランスミッション(コードネームP1359)は、LMDhクラス専用に開発され、ギアボックスを駆動するジェネレーターユニット(MGU)を内蔵した7速トランスバースデバイスを備えています。
これに各メーカーの内燃機関エンジンを搭載するハイブリッドレーシングカーとなり、ギアボックスが耐えられる最大出力は790馬力。
エンジンは6,000~10,000 rpmまで回ります。
元々DPiクラスとLMP2クラスはほぼ同じだったのでこの際に完全共通クラス化してコスト削減したおかげでプライベーターチームも参戦しやすいでしょう。
LMDhクラスのシャシーはダラーラ、リジェ、マルチマティック、オレカが担当し2021年9月には初めてコース上で走る予定です。
このカテゴリならマツダやホンダ(アキュラ)のNEWマシンがもしかするとル・マン24時間耐久レースで走るかもしれませんね。
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