
頸髄損傷で首から下が動かない男性が最新技術を使用しコルベットC8を自分で運転
NTTインディカーシリーズとインディライトシリーズのチームオーナーのオーナーであるサム・シュミットさん。
彼は2000年1月6日にウォルトディズニーワールドスピードウェイで大事故で脊髄損傷して四肢麻痺。
5ヶ月間も人工呼吸器を付け退院した元レーシングドライバーです。
もう車を運転する事は不可能でしたが、彼は最新のコルベットC8スティングレイを運転しました。
なぜ手も足も動かせない男性がコルベットを運転出来たのでしょうか?
勿論自動運転ではなく、彼の意思で車をコントロールしています。


コルベットの車内に取り付けられたセンサー各種。
これはArrow Electronics社が開発したSAM IIIと呼ばれる制御システムです。
これまでSAM IおよびSAM IIをC7 Z06でテストしてきましたが、最新のコルベットでは最新のSAM IIIであればこれまで不可能だった100km/h以上出して車両をコントロールする事が可能になりました。
AIコンピューター、カメラ、センサーなど取り付けられており助手席の4台のカメラは赤外線センサーカメラで頭の動きを追跡。


下2台の3D ToFカメラでTime of Flightや仮想地形マッピングに使用されています。
3DToFカメラユニットはドライバーの鼻の位置を検出しサングラスに取り付けられたトラッキングマーカーを追跡し車をコントロールします。
この技術は現在のフォトリアルのゲームで人間の動きをゲームに取り入れる時にも使われている技術を応用しています。


サム・シュミットさんは首から下が動かないので顔の動作だけでステアリング・アクセル・ブレーキを動かします。
障害者でも運転する為には赤いノブをCarからCar + Arrowにして走行モードを変更します。
そしてシステムのマッピングをオートクロス、ロードコース、パイクスピーク、オーバルのいずれかに設定する必要があります。前者は最もシャープに、後者は最も "ゆったり "とした感じになります。
次に車のステアリングシステムとのアライメントが正確であることを確認するために、サングラスを適切にペアリングする必要があります。

これは旧バージョンのテスト動画だけどちゃんと動いています。
車椅子の人にとっては自動運転よりもこちらのセミパイロットシステムの方が自分で運転出来るし良いかもしれないですね。
どちらも素晴らしい技術でもっともっと高性能になると良いですね。
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