
【跳ね馬ではなくユニコーン】フェラーリF50 GTがヤスマリーナサーキットを走るオンボード映像が公開
エンツォ・フェラーリのレーシングカー「FXX」ラ・フェラーリのレーシングカー「FXX K」など
フェラーリにはスペチアーレモデルのサーキット専用車両が存在しますが、F50のレーシングカー【フェラーリF50 GT】ほど貴重な車はなかなかありません。
公道を走るフォーミュラ1マシンとして発売されたF50にはF1から派生した4.7リッターV12エンジンを搭載し、
F50 GTは10,500 rpmで750馬力を発揮。噂では900馬力も出せると言われていました。
現在のハイパーカークラス相当のGT1クラス用のマシンで3台のみ生産され、かつてはフェラーリオーナーズクラブジャパンの発起人の一人でもある岡本芳邦氏がシャーシ002のF50GTを所有していました。
そのユニコーンとも呼ばれるF50GTがヤスマリーナサーキットを走る映像が公開されています。

オリジナルのF50はフェラーリ創立50周年に「道路のためのフォーミュラ1マシン」をコンセプトに発売され、
シャーシはもちろんカーボンファイバー製のモノコックタイプで取り外し可能なハードトップを備えたカブリオレでした。
F50GTはGT1クラス用のレーシングマシンだったのでルーフスクープを備えたクーペになり素早くコーナーを曲がるため、リアウィングが備えられ、エクステリアもレーシングカー用に大きく変更されています。
フェラーリは1965年以来30年ぶりにGT1カテゴリーに参戦する為にF50 GTの開発を初めます。
元々のF50の車重は1,250kgと十分軽かったですが、F50GTではインテリアなど余計なパーツを削ぎ落とし車重はわずか900kgととんでもないスペックを持っていました。


フェラーリF50 GTがなぜ3台だけ生産されたのかと言うと、実は02号車03号車はオリジナルのスペアパーツで作られた個体です。
フェラーリはレースに出さない事を条件に01号車をサンフランシスコにあるフェラーリディーラーの共同所有者であるアメリカ人に。
02号車を岡本芳邦氏、03号車をオーストラリア人に販売しました。
現在のレートで1億5000万円ほどで販売されたらしいです。
ヤスマリーナサーキットで走るF50GTが何号車なのか分かりませんが、今も現役で走っている姿はなかなか貴重なオンボード映像でした。
エンツォ・フェラーリの真実 ペーパーバック – 2009/1/1
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