
ブガッティ「クレイモデルはもう時代遅れ。今は全てVRで作っている」

昔からある車を作る技法「クレイモデル」
その名の通り粘土を削って平面な画ではなく、立体的にデザインを確認し、風洞実験などにも使用されています。
チーフデザインオフィサーAchim Anscheidt氏は3Dバーチャルリアリティ(VR)がより速く、安価で、より正確なデザインと作成を可能にするため従来のクレイモデルで作る時代はもう終わっていると語っています。


ブガッティでは2016年からクレイモデルからVRへと移行しており、ディーヴォ、チェントディエチ、 ラ・ボワテュール・ノワール、スーパースポーツ300+、ピュールスポーツなどシロンの派生モデル全てVRで設計していました。
Achim Anscheidtさんは、VRテクノロジーは、新しいモデルの設計段階で設計者とエンジニアにこれまで以上の自由を与えます。と車作りのVRテクノロジーのメリットを述べています。

ポルシェなど他社でもVRで設計していますが、従来のクレイモデルはまだまだ現役のブランドが多いです。
例えばフェラーリモンツァSPシリーズはCADモデルと物理モデル(クレイモデル)を使用して設計されました。
フェラーリの場合VRの欠点を述べています。
まずは解像度の問題。
現在のVRでは解像度が低いのが問題となっており4Kも使えません。
更にはVRにはコンピューター高性能な処理能力が必要であり、VRテクノロジーは少し不安定である場合があります。
潜在的な欠点としては乗り物酔いをする可能性の対応もまだ不十分だった為、去年発表されたSF90ストラダーレもVRと従来のクレイモデルを使用しました。
(※全て開発当時)

フォードは去年Gravity Sketchとパートナーシップを発表し、VR技術を車作りに採用しています。
VRの良点はクレイモデルと違ってコンピュータ上ですぐ設計を変更出来るので開発スピードが上がる事がメリットです。
プロセスを高速化し、デザイナーが離れた場所から一緒にプロジェクトに取り組むことができることも可能です。
また、設計スタジオと顧客との間のやり取りを迅速化します。
ヒュンダイのデザイナーによると、VRの素晴らしい点は、スタジオ内だけでなく路上、昼間、夜間でも車を見ることができることです。
VRの有用な側面は、設計者が設計の初期段階でイノベーションを追加できることと述べています。
なるほど。確かにクレイモデルからVRへのメリットは多く感じますね。
VRの欠点も既に技術が進んで改善される事ばかりですし、今ではVRを使わない大手メーカーって多分無いと思いますがこれからどんどんシフトチェンジして開発スピードが上がりそうです。
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