
フェラーリ、「プロサングエ」の商標問題で慈善事業団体を訴える暴挙に出る

10年前迄考えられなかったフェラーリのSUV
時代は変わってフェラーリもついに流行りのSUVを導入することが決まっています。
ライバルのランボルギーニは一足先にウルスと言うSSUV(スーパーSUV)としてデビューしましたが、
フェラーリもSUVと言う名称は使わずFUV(Ferrari Utility Vehicle)としてフェラーリプロサングエの導入を決めています。
フェラーリはPurosangue(プロサングエ)の商業的使用する為、非営利慈善事業団体のPurosangue Foundationを訴えています。

Purosangueとはイタリア語で「サラブレッド」や「純血」と言う意味を持ちます。
フェラーリプロサングエは2022年に発売されるSUVでフェラーリのSUVにとって大事なイメージを持つ名称で必ず使いたい名称です。
Purosangue Foundationとは2011年に発足されたスポーツ選手のアンチドーピング活動を行っている団体で、
ドーピング防止活動に加え、ケニアでランナー向けのトレーニングキャンプを設置し、高齢者の健康診断に資金を提供している団体です。
2013年にこの団体が「プロサングエ」を衣類やその他の製品(自動車)の商標として登録しました。
フェラーリは過去5年間調べてみたら特に商品として出した実績も無いし我々の邪魔をしているだけ。
商標は削除すべきだと訴えています。
フェラーリの広報担当者は「係争中の訴訟についてコメントしていない」と述べたが裁判沙汰になっている件は認めています。
訴えられたPurosangue Foundationの担当弁護士のアレッサンドロ・マセッティは「まるでダビデとゴリアテだ」とコメントしています。

フェラーリプロサングエは去年発表された「フェラーリローマ」と同じプラットフォームで開発されV6ツインターボエンジンかハイブリッドパワートレインを搭載し650馬力前後のSUVになると予想されています。
ライバルには当然ランボルギーニウルス、アストンマーティンDBX、ベントレーベンテイガ、ロールスロイスカリナンなど高級自動車メーカーから発売されるSUVと比較されますが、間違いなく大ヒットするでしょう。
フェラーリの商標問題は過去に599GTBフィオラノの件の他に、フェラーリF150でもフォードと裁判沙汰になっていて結局はモデル名が変更になりました。
ちなみに自動車業界では名称に関する裁判沙汰はあるあるな出来事でアストンマーティンもポルシェに難癖付けられ「GT3」と言う名称が使われなくなりました。
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