
欠けているパーツが多すぎる右ハンドルの1971年フェラーリ365GTB/4デイトナが出品

超希少な1971年フェラーリ365GTB/4デイトナの右ハンドル仕様が間もなくオークションに出品されます。
このデイトナは1974年以降一度も道路を走っていないフェラーリでシャーシ番号14273
イギリス市場向けに作られたデイトナでポップアップ式ヘッドライト付きの右ハンドルのフェラーリです。
オリジナルの4.4リッターV12エンジンもありますが走る為のパーツの多くが欠損しておりこれを購入しても時間とさらなる金を掛けてレストアする必要があります。
ボディカラーはアルジェント・オートゥイユ(シルバー)
インテリアはブラックコノリーレザー、チャコールグレーカーペットにエアコンも付いていました。
最初の所有者はヒルクライムレーサーのJohn Cussinsさん。
彼はフォードGT40ロードカーやブラバムBT35Xスプリント、シェブロンB32ヒルクライムスペシャル、BRM・P67など貴重なレーシングカーなど所有していました。
このフェラーリ365GTB/4デイトナはモナコグランプリ1971に参加する為に1971年5月に購入したフェラーリだったそうです。


1971年6月に正規ディーラーのMaranello Concessionariesにてデイトナの慣らし運転の記録があり、1971年8月に5,809マイルから6,000マイルを走った記録が残っています。
1974年9月に事故で破壊されてしまい、別のフェラーリ365 GTB / 4デイトナと一部交換されました。
シャーシ番号14273のデイトナはその後365GTS/4デイトナスパイダーとして蘇らせる為屋根を切断され破棄された記録が残っています。


この時代ではよくある話らしいですが、デイトナスパイダーとして蘇らせるプロジェクトは他のプロジェクト優先の為、破壊されたデイトナはずっと倉庫に眠り、30年以上手つかずのまま放置されていました。
その後2006年に現在のオーナーが眠っていたフェラーリ365GTB/4デイトナを購入し13年掛けて現在の状態迄復元しました。
この復活プロジェクトには250 GTO、250テスタロッサ、250 GT SWBベルリネッタなどの修復を手掛けた有名なフェラーリのコーチビルダー、アルウィン・ハイトブリンクによる素晴らしい金属加工が施されています。





スカリエッティの工場んい余っていたパーツなど在庫を駆使してここまで修復されていますが、完成迄にはまだだま時間が掛かります。
エンジンもオリジナルの4.4リッターV12エンジンがありますが当然エンジンは掛からずこれにもレストア作業と無いパーツを探す必要があります。
解体されていた状態だったので主要なコンポーネントは非常に良好な状態にあることがわかりました。
このメーターもオリジナルそのままで走行距離は26,117マイルで止まっています。
出品価格は不明ですが近日中にオークションがスタートします。
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