
【電化に向けた最初のステップ】ベントレーベンテイガハイブリッドが公開

ディーゼルゲート事件の煽りを受けてかV8ディーゼルエンジンが登場してからわずか30ヶ月で廃止されてしまったベンテイガ。
将来の電化に向けたベントレー最初のハイブリッドモデルとなる【ベントレー・ベンテイガ・ハイブリッド】が発表されました。
CO2排出量が79 g / km(WLTP)で、これまでで最もエコなベントレーで、
最大速度254 km / hおよび5.5秒で0から100 km / hまで到達します。(V8ディーゼルは最高速度270km/hで0-100が4.8秒)
ベントレーは2023年までに全ラインナップをEV化もしくはハイブリッド化する事を決定しています。

ベントレーベントレーハイブリッドのパワートレインは3.0リッターV6ツインターボエンジンにモーターが組み合わされてます。
最大トルクは700Nmで、馬力は発表されていませんが、449馬力程度とみられています。
車重もまだ未発表です。(2.5トン前後くらい?)

ベンテイガハイブリッドには3つのハイブリッドドライブモードがあり、「EVモード」では電気モーターを介してバッテリーからホイールに供給される電力エネルギーでのみ駆動します。
「ハイブリッドモード」では、自動車はナビゲーションシステムからの情報を使用して、バッテリーとガソリンエンジンからの電力使用をインテリジェントに最適化し、最大の効率と範囲を提供します。
「ホールドモード」では、エンジンと電力の使用のバランスが取れて、たとえば都市に到着したときなど、後で使用できるようにバッテリー容量が確保されます。
すべてのモードで、エネルギーは減速中の熱を通じてバッテリーに回収されます。


電気モーターでのみ駆動するEVモードでは一度の充電で走れる距離はWLTP規定39km(NEDC規定51km)
※NEDCとはこれまでのカタログ値でWLTPは実燃費
電気モーターと発電機の両方として機能する、高度で効率的なEモーターを利用しています。永久磁石同期システムは、94 kWのピーク出力と400 Nmのトルクを提供し、静止状態からの迅速で静かな加速を可能にします。このシステムは、エンジンのターボラグをなくすことで瞬時のトルク応答を実現し、最先端の高電圧バッテリーはわずか2.5時間で再充電できます。

英国の工場で全てハンドメイドで作られ1台完成するまでに130時間掛かります。
世界で最も豪華なSUVには、世界最高の自動車用キャビン、現代的な英国デザインの縮図があり、さまざまなユニークなパーソナライズオプションが用意されています。

ベントレーベントレーハイブリッドの価格は約1700万円~
イギリスとヨーロッパでは2019年末に先行発売され、2020年初頭からアメリカで納車が始まります。

ベンテイガはW12エンジンの他に4.0リッターのV8エンジンモデルがありますが、
流石にそこまでのパワーはハイブリッドモデルには無いですね。
ランボルギーニのV12モデルよりも余裕で燃費性能が悪いベントレーですが、
100周年を迎え時代はEVへとシフトする為、まず繋ぎとしてハイブリッドが加わります。
ディーゼルを潰した段階でこうなる事は決まっていました。
ベンテイガハイブリッド自体は去年のジュネーブで発表されていましたが、EVモードの航続距離はNEDC値50kmから51kmへと少しだけ伸びています。
ベントレーベンテイガ、もう販売終了。
【ベントレーが危機】新燃費基準WLTPに大苦戦。販売台数も11%も減少
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