
フォルクスワーゲンのピエヒ元会長が82歳で亡くなるブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールはどうなる?

フォルクスワーゲン・ビートルの開発者でポルシェ創業者フェルディナント・ポルシェのお孫さんでフォルクスワーゲン元会長のフェルディナント・ピエヒ氏が82歳で亡くなりました。
エンジニアでもあったピエヒは1963年にポルシェに入社し、その後はアウディのCEO、1993年から2002年までフォルクスワーゲンCEOとして世界一の自動車メーカーにし、ベントレー、ブガッティ、ランボルギーニ、ドゥカティなどのブランドを購入しました。
フェルディナント・ピエヒは25日にバイエルンのレストランで食事中に突然倒れそのまま亡くなりました。

フェルディナント・ピエヒさんがポルシェに入社して取り掛かった最初のプロジェクトはポルシェ906レースカーの開発。
その後917の開発にも携わり、アウディに入社後にはUr-クワトロの開発にも携わりました。
やはりフォルクスワーゲンの高級ブランド買収劇がとても印象に残っています。
ブガッティ、ランボルギーニなど傘下に収めたフォルクスワーゲンは2012年にポルシェも傘下に収めます。
当時はポルシェがフォルクスワーゲンを買収するとも言われていました。
フォルクスワーゲンと言えば2015年のディーゼルゲート事件。
彼はこの事件が発覚する数ヶ月前にフォルクスワーゲンを去り、2017年には10億ユーロ相当のVWの株式を全て売却しました。

ピエヒさんはポルシェ918スパイダーの特注モデルを所有しており、この918の屋根は脱着できない特別仕様です。
なのでポルシェ918スパイダーではなく、ポルシェ918クーペになります。
世界一のお金持ちでもありますから結婚も4回もしており子供は12人居ます。
息子の一人でもあるアントンピエヒさんは去年3月にピエヒオートモーティブAGと言う電気自動車メーカーを設立しました。
ちなみにこの会社にはフェルディナント・ピエヒ氏は一切関与していません。

正式な情報は公開されていませんが、ジュネーブモーターショー2019で発表された世界最高額21億円のワンオフモデル、「ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワール」はブガッティ愛好家に販売されたとブガッティが発表していますが、
噂ではフェルディナント・ピエヒ氏が購入していたと言われています。
本当なのかは分かりませんが、ピエヒさんが亡くなったとなるとラ・ヴォワチュール・ノワールはどうなってしまうんでしょう?
【購入者はポルシェの孫?】ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールにアルミテープみたいの貼ってるんだけど何これw
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