
中国企業がアストンマーティンヴァンキッシュの権利を購入しようとしていたがドタキャンし26億円も損していた事が判明

アストンマーティンは007最新作のボンドカーに採用されたヴァルハラと共通のプラットフォームとエンジンを採用した新型ヴァンキッシュを発表済みです。
現行のFR駆動のV12エンジンを搭載したヴァンキッシュは「ヴァンキッシュザガートシリーズ」で生産が全て終了し、
ヴァンキッシュの特許や製造権利など知的財産権をある企業に販売したと報道されていました。
アストンマーティンが発表した新規株式公開(IPO)文書の中で日本円で約26億円(1,900万ポンド)もの損益を出していた事が損益報告書に記載されていました。

こちらが旧アストンマーティンヴァンキッシュ。
2012年から2019年までに導入されていた6.0リッターV12自然吸気エンジンモデル。
600馬力を発揮するスーパーカーでマニュアルトランスミッション設定もありました。
今では珍しいV12エンジンのMTが選択出来る唯一の車でした。
当初の予定ではこのヴァンキッシュの権利と1年半のサポート体制を中国に拠点を置く企業に売却する予定でしたが、
土壇場になってキャンセルされてしまい26億円も損益を出してしまった事が分かっています。

こちらが2021年以降量産化される予定の第3世代のヴァンキッシュヴィジョンコンセプト。
コルベットC8と同じくエンジンレイアウトをFRからMRへと変更し、V6ツインターボエンジンを搭載したスーパーカーになっています。
007に登場するアストンマーティンヴァルハラのノーハイブリッド版でこちらにはマニュアルトランスミッションモデルも出ると噂されています。
ヴァンキッシュの権利を放棄した中国企業とはいったい……。
理由は不明ですが、やはり年々厳しくなる排ガス規制問題が大きく関わったのではと予想していますが真相は不明です。
また、アストンマーティンは2019年の売上予測を約7,200台から6,500台に削減し、コスト増を相殺するために投資計画を5000万ドル近く削減しました。
アストンマーティンは2019年末から初のクロスオーバータイプ「アストンマーティンDBX」の生産も開始する予定です。

当初はイギリスのモーガンがヴァンキッシュの権利を買い取ったと報道されていましたが、中国企業でしかもドタキャンされていたとは。
英国のモーガンがアストンマーティンからVANQUISHの権利を29億円で購入していた事が判明
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