
【学びだわ~】ブガッティを象徴するあのグリル、実は蹄鉄じゃなくて起源は卵だった

BMWやアルファロメオなど昔からの伝統的なフロントグリルデザインを採用しているフランスのハイパースポーツカーメーカーBUGATTI。
ヴェイロンやシロンなど現行モデルもそうですがブガッティには伝統的に馬の蹄鉄をラジエーターグリルを採用しています。
これは創業者のエットーレ・ブガッティが大の馬愛好家だったからです。
ブガッティデザインのアイデンティティとも呼べる伝統的な蹄鉄型のラジエーターグリルは当初卵だったと言う事はあまり知られていません。
創業者エットーレ・ブガッティは大の馬好きだった
エットーレ・ブガッティは馬愛好家であるだけでなく、馬ブリーダーでもあり、馬車のコレクターでもありハーネスなどのデザインも手がけていました。
それだけ馬が大好きでその次代のサラブレッドも何頭も所有していました。
エットーレ・ブガッティは父である家具職人のカルロ・ブガッティから芸術性を学びます。
カルロ・ブガッティは流れるような形、楕円形、曲率、円、その他丸みを帯びた形、そして楕円形を好む傾向があり彼のデザインした家具なども楕円形のデザインが多く、父カルロは楕円形は他の幾何学的形状よりも優れている。と考え息子のエットーレにもそう教えました。


グリルデザインは父から大きく影響
ブガッティは1912年に発売したタイプ13から楕円形の卵型グリルを採用しています。
このルーツは【卵】で父からの影響でエットーレ・ブガッティも楕円形を好むようになります。
卵はラテン語読みで「オーヴァム」でエットーレはオーヴァムを好み、この卵型グリルのデザインを採用したタイプ13を発表し、第一次世界大戦後にはType 22、Type 23、Type 28、Type 30と卵型グリルが採用されました。


エットーレ・ブガッティが卵型の楕円形グリルを辞めたのは1924年のことです。
卵型グリルを辞めた理由は空力的理由とフロントアクスルでのより良いポジショニングのために平らな底部を持つ新しいデザインのグリルを開発しました。この根本的な変化により、卵型グリルがこれまでとは異なったデザインとなりエットーレ・ブガッティは大好きだった馬の蹄鉄のように見えました。
ブガッティタイプ35以降は蹄鉄型グリルを採用しEB110では申し訳程度の小さい蹄鉄グリルが採用しましたがヴェイロン以降シロン、ディーヴォ、ラ ヴォワチュール ノワールと大きな蹄鉄グリルが採用されブガッティの伝統を守っています。


こうして110周年を迎えたばかりのブガッティの歴史や伝統を学ぶとまた違った印象を持つようになりますね。
ちなみにデカいデカいと世界中から叩かれているBMWのキドニーグリル。
このままだと2024年にはこうなると予想されている。

あるあ(ryねーよw
【購入者はポルシェの孫?】ブガッティ・ラ・ヴォワチュール・ノワールにアルミテープみたいの貼ってるんだけど何これw
Neo Classics: Vom Werk zum Kultauto in 0 Sekunden
posted with amazlet at 19.04.21
René Staud
teNeues Media
teNeues Media
- 関連記事
-
-
ブガッティCEO「W16エンジンはこれで最後。遅かれ早かれ法律で規制される」 2018/09/10
-
限定500台中300台目のブガッティシロンが完成 2021/03/31
-
【ケーニグセグONE:1なんぞザコ扱い】ブガッティ・シロンのスペックが判明、わずか15秒で300km/hに! 2015/11/21
-
シュワちゃんがブガッティ・ヴェイロンでドライブ 2014/09/06
-
テーマ : 自動車・バイク関連ニュース
ジャンル : 車・バイク
