
1枚の写真から3Dレンダリング技術を使用して失われたポルシェ356カレラスピードスターザガートを復刻させる技術が凄すぎる

創業100年を迎えたばかりのイタリアのコーチビルダー、ZAGATO
アストンマーティンを初め、ランボルギーニ、フェラーリ、BMW、アルファロメオ、マセラティ、トヨタなどなどこれまでに440台以上の美しい車を生産しており、来年には新モデルアストンマーティンDBS GTザガートが19台のみ作られます。
ザガートは最新の3Dレンダリング技術を用いて1枚の写真から伝説のポルシェ356カレラスピードスター・ザガートを復活させました。

こちらがオリジナルのポルシェ356カレラスピードスター・ザガート
ザガートは1950年代後半にフランス人実業家でレーサーのClaude Storez氏がポルシェ356カレラスピードスターをベースにザガートにワンオフモデルの制作を依頼。
車は完成しオーナーに納車されましたが、1959年2月7日Rallye International des Routes du Nordにてクラッシュ。
車は大破しClaude Storez氏もレース中の事故で亡くなりました。
アンドレア・ザガートは2015年にオリジナルのポルシェ356カレラスピードスターを販売する為9台制作する為にリザレクションに取り掛かります。
しかしオリジナルの個体は1959年に事故で無くなっていたので会社に残されていたアーカイブに残っていたデザインスケッチや写真など参照して「おそらくこうなっているだろう」とリバースエンジニアリングで復刻させようとしましたが完全なオリジナルを復刻させる為に新しい技術を導入します。
動画でも分かる通り写真を3Dレンダリング技術で解析し正確にスキャンし3次元化に成功。
車が現存していなくても写真から正確なボディーをスキャンしオリジナルのアルミ製ボディパネルを作る事に成功しました。

2016年には9台全ての1958年当時のポルシェ356カレラスピードスター・ザガートを完成させました。
現代の技術を使用してヴィンテージカーを生き返らせるのは非常に面白い技術です。
グランツーリスモなどレースゲーム以外でも自動車を作る時にはレーザースキャンを行い3Dプリンターで印刷などは有名ですが、2次元の写真から3Dモデルを作れてしまうのは凄いですね。
オリジナルのランボルギーニ・イオタもリザレクションモデルとして復刻出来るかも。
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