
オラチオパガーニが現代では当たり前のアクティブスポイラーを初期ゾンダに搭載しようとしていた事が判明

自動車界の宝石と言えばパガーニ。
一般人には知名度はありませんがセレブにはフェラーリやランボルギーニ以上に人気が高い自動車メーカーです。
ジュネーブモーターショー1999でオラチオパガーニは最初の量産車としてゾンダC12を発表し、今年は20周年を迎え再び同じ車両がジュネーブモーターショー2019で公開されました。
ゾンダ誕生20周年を記念して初期デザインスケッチが公開されました。


これが初期ゾンダのデザインスケッチ。
ほぼプロダクションモデルと差異ありませんね。
1991年にゾンダの仕事を始め、デザインが決まったのが1993年。
更に6年掛けてジュネーブモーターショー1999でパガーニ最初のモデル【パガーニC12】#001が公開されました。

初期のゾンダの構造には現代のスーパーカーでは当たり前ですが、
当時の最新空力技術アクティブスポイラーが既にオラチオパガーニは計画していました。
この技術は最新のマクラーレンスピードテールやアストンマーティンAM-RB003などスーパーカーには当たり前の可変式スポイラーの事でゾンダのリアウィングのフィンを動かす予定でした。
世界で初めてアクティブスポイラーが搭載されたのはフェラーリのエンジンを搭載した1986年ランチア・テーマ8.32
ランチアに搭載されていたのはモーターで駆動するリアスポイラーで現代のスーパーカーの様なブレーキや加速時にスムーズに可変する物では無く、ドライバーがスイッチを押して、スポイラーを出し入れすると言う物でした。
その後は1989年のポルシェ964や日産スカイライン、三菱3000GT、マクラーレンF1などにも電気式の可動スポイラーが搭載されていましたが、オラチオパガーニが設計したような空力性能は持ち合わせていませんでした。

ゾンダにアクティブスポイラーが搭載されなかった理由は当時のゾンダプロジェクトに参加していたアメリカ人投資家がその資金までは出してくれず現代の形になり、ウアイラではリアスポイラーだけではなく、フロントにも可変フラップが付いています。
当時のゾンダにもしアクティブスポイラーが付いていたとしてもスムーズに可変してくれていたのか疑問ですが今は更に進化してリアウィング自体がコーナーに合わせて自由に可変するスーパーカーも登場しています。
【折れてるのかと思った】ゼンヴォTSR-Sのアクティブリアウィングは想像以上にクレイジーだ
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コメントの投稿
オラチオパガーニが設計したような空力性能は持ち合わせていませんでした。
↑これは言い過ぎ
↑これは言い過ぎ
シャパラル2CとかR381のスポイラーは別物なん
No title
1985年-1989年のR31型スカイラインには可変式のGTオートスポイラーが付いてるよ
最初はチャパラルだよな
